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旧耐震と新耐震の違い

旧耐震基準

旧耐震基準は1971年に制定されました。この基準では、主に震度5強程度の地震に耐えることを目的として設計されていました。当時の基準では、建物の倒壊や大きな損傷を防ぐことが重視されていましたが、現在の地震に対する知識や技術が限られていたため、震度6以上の地震には十分対応できない場合がありました。

新耐震基準

新耐震基準は1981年に導入されました。この基準では、主に震度6強から震度7程度の地震に耐えることを目的としています。新耐震基準では、以下の点が強化されています:

  1. 設計方法の変更:建物の設計において、より詳細な地震動の解析が行われるようになり、建物が地震に対してより柔軟に対応できるようになりました。
  2. 耐震壁の強化:建物の耐震壁の配置や強度が見直され、地震時の揺れに対してより強固な構造が求められるようになりました。
  3. 基礎の改良:建物の基礎部分も強化され、地盤との連携を強化することで、地震時の倒壊リスクを低減しています。

重要性

新耐震基準の建物は、震度6強から震度7程度の大地震に対しても安全性が高く、倒壊や大きな損傷のリスクが低いとされています。一方で、旧耐震基準の建物は、このような大地震に対する安全性が劣るため、耐震補強や建て替えが推奨されることが多いです。

以上が旧耐震基準と新耐震基準の主な違いです。どちらの基準に基づいて建てられた建物であるかを確認することは、地震対策を考える上で非常に重要です。

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